スイングアークの作り方
ゴルフスイング、分けると左右の腕は別々の役割?
『扇の奥義』とローダウンショットのワークで重たいインパクトを作るための体感と『右高左低』スイングの理解をさらに深めることができたと思いますが、いまだに時々ペラペラと右にボールを放出してしまう現象に悩まれるメンバーは多いようです。
今月はスイングアークの構成はどちらの腕がより担うのか?
といったところにテーマをおいてみました。
正しい片腕ワークを実施したことがある方はお分かりかと思いますが、片腕でクラブを捌きだすとスピードを出す側とトレーサーとしての役割を担う側の存在が見えてきます。
左に隠された「くのいち」
通常のハンドファーストで構えるとボールを真ん中にしてグリップエンドは左側にあるので腕とクラブの形状は小文字yの字になります。
※ベルヴィゴルフスタジオではハンドファーストは縦振りのクラブまでで横振りの要素が入るユーティリティやフェアウェイウッドからはスライスの要素を作ってしまうためハンドスクエアを推奨しています。ハンドスクエアは大文字の『Y』に極めて近くなります。
そうすると左腕とクラブの関係は以下の画像のように『くの字』が一つとなります。
左腕はスイング中この一つの『くの字』を守りながら振れれば良いわけです。
まだ非力な左腕一本で打つ時にはやたらめたらと力を使って打ちに行かず、上げ方や降ろし方のガイドに沿って振っていきましょう。そうすれば簡単にボールを片腕でヒットすることができます。
右に隠された「くの字」は2つ!
一方、右腕は画像のように二つの『くの字』が存在します。
右腕をゴルフスイングに当てはめて振っていくと非常に窮屈さを感じ、片腕でスピードやパワーを出していくのは難しく感じるはずです。
右利きの方にありがちな右で上げて右で打つ!が叶うのは曲がりなりにも使えていない左腕がクラブを支えるトレーサーとして機能しているおかげだといえます。
筋力ではなく大きなスイングアークでボールを飛ばす!
筋力でスイングしていた人は晩年、筋力の低下により飛距離が落ちます。これは往々にして右腕(利き腕)を使っている人がほとんどです。
左肩やスイングセンターを支点に大きな遠心力を生み出すスイングでスイングができる人は『エネルギー効率』が高いのでさほど飛距離に影響を及ぼさないものです。
結論、
分解すれば効率の良いスイングとは左腕の方で無尽蔵にスピードを上げ、右腕は方向性のためのトレーサーとしての役割を担わせながら両腕のシナジーパワーで振っていくことが効率のいいスイングであることを理解することができたと思います。
『エネルギー効率』の高さで!
楽に!
ゆっくり!
大きく!
美しいスイングで!
スイングを再構築したい方はぜひレッスンを受けてみてください。
こういった原理原則に触れてみたい方はぜひレッスンを受けてみてください。
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